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御堂筋タイムズ magazine

人事コンサルティング

採用の目線を変える

採用ソムリエ、始動! ~採用の見直しで適切な採用手法を選択する~

この度、採用支援サービスをスタートした経緯を「採用に関する課題」と「採用手法の選択」の重要性からご説明させていただきます。

採用の見直しで適切な採用手法を選択する

 早速ですが、上記のような課題感をお持ちの企業様はございませんでしょうか?
 
 どれだけトップラインを描いたとしても、実行するのは『人』ですから、ほとんどの読者の皆さまにとっては何かしら、人材に絡む課題は心当たりがあるのではないでしょうか。
 特に採用においては、今後労働者不足で益々難しい経営課題となって参ります。1人の採用は周りへの影響も大きく、ミスマッチによって様々な亀裂を生んでしまうこともゼロではありません。
 
 今回は、読者の皆さまの「採用に関する課題」と対峙するために、採用手法を選ぶ上でのポイントをご説明致します。

 

益々複雑化する採用市場

 株式会社矢野経済研究所の発表によると、2020年度の人材ビジネス主要3業界(人材派遣業、人材紹介業、再就職支援業)の市場規模は、事業者売上高ベースで前年度比0.3%増の8兆2,225億円となりました。※内訳:人材派遣業市場が7兆9,400億円(前年度比0.9%増)、人材紹介業市場が2,520億円(同18.2%減)、再就職支援業市場が305億円(同23.0%増)となっております。
 
 昨今のコロナウイルス禍において人材紹介業市場がマイナス成長となるも、人材派遣業市場が微増、再就職支援業市場が2桁成長となり、結果人材ビジネス主要3業界市場は前年比0.3%増となっております。

 上記とは別に、全国求人情報協会によると、2019年度の求人情報サービスの市場規模は7,669億円となっており、人材ビジネス主要3業界(人材派遣業、人材紹介業、再就職支援業)と合わせると、約9兆円の市場となっています。これ以外にも、近年ではindeedやGoogle for jobsといったIT技術を駆使した求人掲載サイトも拡大しておりますので、実際には更に大きな市場と言えます。
 さて、採用においてはこういったツールを活用しての母集団形成が非常に重要になって参りますが、皆様はどのように採用戦略を検討されておりますでしょうか?

採用は、ターゲットの明確化が成功の可否を握る ~ペルソナの設計~

 これまでの採用というと、「広く募集する」、「集まった応募者から選定して絞る」、「最終的にマッチ度合から合否を判断する」といった“候補者を選ぶ”イメージが強かったのですが、売り手市場である昨今においては、「自社に対してどのような印象を抱いてもらうか」といった、“転職者目線での採用戦略の立案”が重要になっています。

 

 その上で重要なのが、表題で掲げております「ペルソナの設計」です。
 ペルソナとは、商品やサービスを利用する典型的な顧客を指すマーケティング用語であり、採用活動においては『自社が採用したい人物像』を指します。これだけ売り手市場で激化する採用市場ですので、いかに自社の採用したいターゲットを明確に描き(ペルソナ)、そのターゲットに刺さる情報を、魅力化して的確に伝えていくか、が重要になってくる訳です。このペルソナを明確に描くことによって、その採用モデルであるペルソナは、自社のどんなことに興味を持ちそうか、逆に何に不安を抱きそうか、といった趣味・思考を念頭とした発信すべきメッセージを設計することができます。また、このペルソナは自社の採用したいターゲットでもありますので、採用担当者(面接官)にとって、自社が採用すべき人物はどんな人物像なのか、を共通の認識として持つことができ、採用のブレを無くすことにも繋がります。このペルソナの設計による採用ターゲットの明確化が、採用においての基本となってきます。
 
 しかしながら、このアクションが明確にできたとしても、勿論それによって採用が成功する訳ではありません。前述のように採用市場は活性化し、約9兆円の規模となりました。故に、明確な採用ターゲットを示せていたとしても、「どの人材会社と組むか、どの媒体を使うか」という、採用手法の検討の際に、パートナーとのミスマッチが生じてしまい、うまく採用できない、という事態が発生します。それもそのはず。これだけの採用市場ですので、参入する業者の見極めは非常に難しく、相性の問題で採用がうまくできない可能性も高くなるのです。
 
 参考までに、このような指標を掲載させて頂きます。

 これは、厚労省が発表した2000年~2019年に至る転職者の入職経路です。転職者が、何を使って転職したかの割合です。実は、最も多いのは広告媒体であり、次に多いのは縁故採用になっています。求人媒体での採用が多いということはなんとなく予想がつくところでもあるかもしれませんが、次に多いのは縁故採用、いわゆるリファラル採用であったということは、意外に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。リファラルが多いということは、そもそも転職市場に現れていない可能性もある訳です。つまり、媒体や人材紹介会社を利用していない可能性があるということですので、いくら人材会社に求人をだして募集をかけていたとしても、採用できる力やブランドのある企業はできますが、そうではない企業には応募が集まらず、採用ができずに終えることも考えられます。
 採用戦略においては、どういった人を採用するかの「ターゲットの明確化(ペルソナ設計)」と、採用手法の検討(ベストな採用パートナーの選定)が重要になります。

採用ソムリエ…始動!

 さて、ここでようやく大テーマに挙げておりました採用ソムリエに関するご紹介です。
弊社では、新たに採用に関するご支援をスタートさせました。
 
【採用ソムリエとは】
 簡単に申し上げますと、「ほけんの窓口」をイメージ頂くと分かりやすいかもしれません。弊社にて採用に関するお悩みをお伺いし、課題に合わせて採用パートナーとお繋ぎ合わせをさせて頂く、採用コンシェルジュです。お客様のご要望に合わせてパートナーを厳選(テイスティング)し、最適な採用手法をご提案させて頂く、それが御堂筋税理士法人の採用ソムリエです。ご相談は無料で、パートナー企業様とのマッチングも無料でお繋ぎ合わせ致します。
益々難しくなる今後の採用市場。是非、お気軽にご相談くださいませ。

【採用ソムリエのご相談窓口】
お問い合わせフォーム、又はお電話(06-6205-8960)にて、ご相談ください。
御堂筋税理士法人/㈱組織デザイン研究所:人事コンサルティングチーム/梅原

 

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