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事例紹介 case study

対象サービス人事コンサルティング

人事制度は、経営理念を
実現するための”インフラ”だ。

株式会社 最上インクス代表 鈴木 滋朗 様

世代交代のタイミングで、
人事制度を見直したい

組織デザインさんとの出会いは6年前に遡ります。世代交代を迎えていて、これからの人材育成を模索しているときでした。組織デザインさんに相談をしている中で、「人の成長が、企業の成長となるのだ。」と改めて考えさせられ、人事制度そのものの見直しを決意しました。

弊社は、「理念経営」を大切にしています。人事制度見直しにあたって大切にしたかったのは、「経営理念やミッションを実現する組織をどう作るか」という点でした。

Idea経営理念

⼈間性尊重を基本として個⼈と企業が共に成⻑し
夢のある企業を作るとともに
社会の発展に寄与する

Mission存在意義

顧客の事業を成功に導く
イノベーションパートナーであること
Manufacturing Mall (薄板金属加工の
ものづくりモール)を目指す

全員が“クリエイター”に
Manufacturing Mallを実現する

私たちの目指す“Manufacturing Mall”とは、これから求められるコトを実験しソリューションを提供する「ものづくりモール」です。そのためには、「こんなモノを作ってほしい」と顧客から依頼されるものをただ作るだけでなく、「こんなモノを作りたいと考えているのだけれど、ちょっと相談させてほしい」と声をかけられる会社でなくてはなりません。

そして、顧客の「実現したい」(=コト)を提供するためには、一人一人が視点を高く持ち、自ら課題を見つけ、提案を行い、顧客とともに顧客の夢を実現するパートナーになることが欠かせません。

だから、社員には、自分の活躍の場を自ら創り出す力をつけてほしい。そしてそのために、常に学び続け、自分をアップデートし続けられる人材を育てたい。そうした人材を輩出できる人事制度をいかにつくるのかが、課題でした。

複線型の等級制度へ

以前の人事制度はすべての社員を同じ評価指標で評価していたため、専門性を高めたい人材を上手く活用できていませんでした。しかし、“Manufacturing Mall”を実現するにあたり、クリエイティビティが高く、高い専門性を持つ人材を適切に評価し育てることは不可欠です。人事制度改革では、そういった人材が輝けるコースを設けた複線型の等級制度を設けました。

また、社員一人一人が社会の様々なことに興味を持って「視点を高くもつこと」や、自ら学ぶ時間をとってほしいという思いから、評価軸も大きくシフトしました。評価軸とそれに紐づく報酬体系を改革することで、「費やした時間の評価」だけでなく「より成果(成長)を軸とした評価」へ舵をきりました。

どう変わったか

社員が歩むキャリアパスが複線型になったことで、従来の管理職を目指す人材だけでなく、自らの専門性を高めたい人材が輝く場所ができ、現場からどんどん新しいチャレンジや意欲のある社員が出てきました。また、評価軸を変えたことで、「目標設定した時間内で成果を出す」という意思が社員に芽生え始めていることを感じます。
確実に、“Manufacturing Mall”を実現する人づくりが進んでいます。

人事制度は生きものです。常にアップデートしながら、私たちの理念に沿って「人の本質的な幸せの追求」を、事業活動を通じてできる仕組みをこれからもアップデートし続けていきたいと思っています。

会社名 株式会社 最上インクス
本社所在地 京都市右京区西院西寿町5番地
設立 1950年12月16日
代表者 鈴木 滋朗
従業員数 89名(グループ総数159名)
主な事業内容 精密薄板金属加工・成形加工・薄板自社ブランド(スタンダードフィン)
ホームページ https://www.saijoinx.com/

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