御堂筋税理士法人

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「ワイワイガヤガヤ」の職場に、最初は驚き。

企業顧問として、依頼に応じて社員研修や勉強会、セミナーを実施するほか、相続税対策、所得税対策、資産承継（家族信託、遺言）などのコンサルティングを行っています。また社内ではチームリーダーとして、マーケティング、チャネル開発、新規ネットワーク開発、ノウハウ開発および社内研修なども行っています。また、提案ツールの開発も行っています。お客様に合理的な意思決定をしていただくためには、効果を検証するためのツールの開発は欠かせません。それに個人資産税関連の試算では、計算式に当てはめればすぐ答えがでることが多いので、業務効率化にも役立っています。

以前は、資産税専門の税理士法人に12年勤めていました。個人資産税を選んだのは、「法人よりも共感しやすいかな」と思ったのがきっかけです。ご高齢のお客様に深い事情をお話しいただくのは簡単ではありませんが、ヒアリングできれば必ず共感できるところがあり、そこが自分の性格に合っていたんだと思います。御堂筋税理士法人に転職したのは、大学の先輩から「ここは明るくて活気があるよ」と勧められたのがきっかけです。実際に入社してみると、本当に賑やかで驚きましたね。職場風土の構築目標に「ワイワイガヤガヤの職場創り」というのを掲げているだけあります。ときどき静かになっても、誰かが話しはじめると思い出したようにみんなしゃべりだすんですね。お客様と電話で話しはじめても周りがしゃべりだすので、入社当初は「嫌がらせにあっているのかな？」と勘違いしそうになりました（笑）。ただ、こういうのは組織として開放的ですし、情報共有のスピードもとても速くていいですね。「組織をデザインする」という意味では、自社の環境についても「絶えずチャレンジと工夫を繰り返しながら成長していこう」という会社だと思います。

気持ちも考えも整理できていない状況を、紐解いていく。

相続であれ、事前の対策であれ、お客様の多くは、まだご自身のお気持ちや考えの整理ができていない状態です。「誰それに財産を残したい」「誰それには一切渡したくない」という漠然とした意向はあっても、具体的にどうすればよいのかは固まっておらず、また付随する知識もあやふやだったり勘違いが含まれていたりするんです。「本当にクリアすべき問題」が明確になっていないので、一つひとつ質問していても解決はしません。お客様の根底にある想いをヒアリングしていき、できること・できないことを切り分けてこちらからご提案することが必要になってきます。ただ、お客様の生死にまつわるお話ですので、ヒアリングはとてもデリケートです。ニーズをうかがいながら、その裏側にある想いを汲み取っていき、さまざまな言葉を投げかけ、少しでも深い対話ができるように心がけています。難しいテーマですが、できるだけ安心して任せていただけるように、明るく元気よく振る舞うことも大切にしています。

真剣だからこそ、厳しく質問されていたお客様。

これまで担当させていただいた仕事は、どれも変わらず貴重な経験ですが、特に忘れられないお客様がいらっしゃいます。そのお客様はとても厳しく、非常に細かいところまでご確認・ご質問される方でした。いろいろと新たに調べなければならないことも多く大変でしたが、それはお客様が真剣に相続に取り組んでおられる証拠。「こちらも同じくらい真剣に、確かな知識をもってお応えしなければならない」と思って取り組んでいきました。そしてある日、そのお客様から「娘たちのこと、よろしくお願いします」と電話が。亡くなられたのは、その数時間後だったそうです。やりとりが多かっただけに、いつも以上にショックを受けたのを覚えています。事後処理も含めてなかなかスムーズにいかない申告でしたが、すべて詰め切ってご家族に感謝のお言葉をいただけて、「代を継ぐ」というこの仕事の大切さをあらためて理解させていただいたように思います。

コンサルティングの面白さは、初めて出会う問題にチャレンジするときの面白さに似ています。お客様一人ひとりに対して創意工夫を行っていくことも、そのひとつ。メンバーの自発的なチャレンジを大切にしている御堂筋税理士法人は、「安定だけど退屈」「AIに取って代わられる業種」という税理士・会計業界のイメージとは正反対の知的刺激にあふれた会社です。ぜひ私たちとともに「チャレンジする楽しさ」を共有していただけたらと願っています。