御堂筋税理士法人

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「ありがとう」という言葉をいただける喜び。

以前は別の事務所で記帳代行や決算申告、税金の計算など、一般的な税理士としての業務を行っていました。当たり前ですが、「税金はいくらになります」とお伝えしても、喜んでいただけることはほとんどありません。仕事を通してお客様の業績を把握できるのに、それを具体的な提案につなげられないことにもどかしさを感じていました。適切な目標を設定し、経営計画を立ててその実行をサポートしていけば、顧客企業の成長に貢献できるはずです。それを実践している税理士事務所として、御堂筋税理士法人に入社することを決めました。

入社して驚いたのは、お客様との関係性の深さです。一般的に税理士が関わるのは顧客企業の社長・総務・経理などが大半ですが、御堂筋税理士法人では営業などの業務を担うスタッフとも積極的にコミュニケーションをとっていたんです。経営計画に関連する会議支援などで交流があるのはもちろん、折にふれて声をかけたりかけられたり、とても距離が近い。これは他の事務所との大きな違いだと思いました。そこで耳にした内容をもとに会社の問題点を探り出し、改善計画をご提案する。計画を実行するなかで話し合い、さらに仲が深まる。その繰り返しでさらに深い改善を実現できて、「ありがとう」という言葉をいただけるんです。御堂筋税理士法人に来てずいぶんたちますが、お客様に喜んでいただける瞬間は、何ものにも代えがたいですね。

日本を支える中小企業、その承継を支える。

現在は、事業承継・M&Aグループに所属し、中小オーナー企業の事業承継（経営承継・株式承継）についてコンサルティングを行っています。日本企業のうち、中小企業は99.7%です。雇用従業員数を見ても、大企業の1500万人に対して中小企業は4500万人であり、「中小企業が日本を支えている」と言っても過言ではないでしょう。2030年頃には団塊世代の引退によって、経営者の代替わりが盛んになると見込まれていますが、スムーズな事業承継は中小企業に蓄積された膨大な技術・ノウハウを守っていくうえでも重要になると感じています。万一、承継がうまく行かず、廃業や外資による買収が進んでしまえば、日本の将来は厳しいものとなるでしょう。適切な後継者への事業承継、あるいはその代替案としてのM&Aをサポートしていくことが、私たちの使命だと考えています。

事業承継では、最適な株価で株式の承継を支援する必要があるため、組織再編税制や事業承継税制などの知識が重要になってきます。しかし、これらの税制は目まぐるしくアップデートされていくため、高齢化が進む税理士業界では対応できる人材がどんどん少なくなっているのが現状です。私たちも日々のキャッチアップが求められるのは言うまでもありません。御堂筋税理士法人では、月間労働時間の15％を研修や自己研鑽に充てられる制度があり、私も必要に応じて社内研修などを行っています。教科書をなぞるだけではなく、自身の経験を交えながら若い方にもわかりやすく伝えています。また、近年会計業界でも不可欠となっているITスキルについても、社内のSEの協力のもと学ぶ機会があります。御堂筋税理士法人は、常に新しいことにチャレンジしている事務所だと思います。

企業に関わるすべての人が幸せになれるように。

事業承継というのは、常に考えておかなければならない中小企業の重要課題の一つです。後継者をはじめとする幹部人材が育っていなければなりませんし、株価など会社の状況も見極めなければなりません。また、後継者にご兄弟がおられる場合は、経営者個人の資産まで含めて相続のバランスを考えていく必要があります。
以前お声がけいただいた事業承継のご相談も同様でした。当初、経営者のご子息からご相談を受け、お父様に今後の承継についてうかがったものの、「まだまだ譲らん」とピシャリ。しかし、そのときに事業承継について一通りのご説明を行ったことが布石となり、数年後あらためてお父様より「後継者も育ってきたので」とお声がけいただきました。そこからは、承継で重要となる最適な株価による「株式承継」とマネジメントしていくための「経営承継」の両面の事業承継計画を策定し、喜んでいただくことができました。その後も継続してサポートをご依頼いただく一方、後継者の方とは結婚式にご招待いただくほど深くお付き合いさせていただいています。経営者と後継者はもちろん、その企業に関わる従業員や家族、ステークホルダーすべてが幸せになれるよう企業を存続させるために、これからもお客様の困りごとを幅広くサポートしていきたいと思います。