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大阪 税理士 小笠原/河原事務所 あきんどじゅく
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会計参与制度を検討されておられる方へ
 

会計参与制度の目的:会計の専門家を活用して会計財務業務を高度化し、決算書の信頼性を高め、経営の質を高める。

メリットとして期待されること:1.金融機関、仕入先からの決算書に対する信頼性が高まり、資金調達が有利になる。 2.税務署からの決算書に対する信頼性が高まり、税務調査の省略が可能になる(?)。 3.会計処理の信頼性が高まり、業務のロス・ミス・不正が減り、業績・財務状態がよくなる。

デメリットとして懸念されること:1.中小企業会計基準に従って決算をしなければならない。(経営者による決算の操作は制約される) 2.債権者が求めれば、決算内容はオープンになる。 3.対外的な会社の信頼性向上とそれによるメリット享受は世の中の動向次第で不確実。 4.コストがかかる(月額数万円から数十万円程度)。
 
会計参与の業務、責任と権限(任期は基本2年)
 
1. 取締役と共同して決算書を作成する。
 
単に決算書を作るだけでなく、会計処理段階も
会社内部者的にチェックする義務があると考えられる。
   
2. そのために帳簿の内容、会計の報告、子会社の調査権がある。
   
3. 決算書承認取締役会への参加義務、
必要に応じた取締役会・株主総会への参加義務や権利がある。
   
4. 会社とは別に、決算書を5年間保管し、債権者などの請求によりコピーを交付する。
  ※したがって、会計参与がいる会社では決算書はオープンにされることに なる。
   
5. 会計参与の責任⇒社外取締役と同じ責任があり、株主代表訴訟の対象になる。
  ※賠償責任限度額を報酬の2年分に限定することができる。
 
小笠原が引き受ける場合に提案する業務【2〜5がないと無意味である】
 
1. 中小企業会計基準に基づいた決算書の作成【必須】
   
2. 正しい決算書ができるようにするための、業務処理・内部管理の体系整備【必須】
   
3. 定期的な業務チェック・内部監査【必須】
   
4. 社員の計数力アップの教育【オプション】
 
管理者、営業マン、内勤者に採算意識と資金感覚を身につけてもらう訓練をする。
3ヶ月に一度程度、経営会議に参加し、経営の現状について意見を述べ、
意識を高めてもらう
   
5. 経営計画を通じた業績向上のためのサポートをおこなう【オプション】
 
経営計画を策定する場合に参画する。
予算の策定をサポートする。
業績管理資料を整備する。
   
6. 決算書の保管と請求のあった債権者等へのコピーの交付【必須】
 
他の制度との比較による会計参与制度の必要性
 
制度 決算書作成 内部管理
制度整備
内部監査 計数教育 経営計画 コピー交付 立場
会計参与 内部者
社外取締役 × × × 内部者
監査役 × × × × ×   
コンサルタント × × 外部者
顧問税理士 × 外部者
 
・会社側から見た内部者と外部者のちがい
 (メリットかデメリットかは会社側、受託者側の判断による)
・内部者⇒権限と責任がある、内部のしがらみ・甘えに巻き込まれる、容易に解任できない
・外部者⇒権限がない、しがらみなく発言できる、甘えをゆるさず強制しうる、解約しやすい
 
会計参与の導入が有効な場合
 
1. 経営者が、法的制度を使ってでも、会計の信頼性を高め、
経営の質を高める意欲を持たれている場合
   
2. 所有と経営とが分離し、株主側から見て経営の実情を会計的にチェックしておきたい場合
   
3. 信頼できる顧問税理士をさらに内部的な役員と位置づけ、
ご意見番として経営に関わってほしい場合。
  ※この場合、社外取締役または監査役としても実際には異同はないと思われる(私見)。
 
報酬の基準とその根拠
 
業務/従業員規模 29人以下 99人以下 100人以上 備考
法定基本業務 50,000 70,000 100,000

上記3の1、6の業務及び取締役会等への出席

内部管理制度整備 50,000 100,000 200,000 上記3の2業務主に初期段階である
内部監査 50,000 100,000 200,000 上記3の3の業務内部管理制度整備後の業務
計数教育 必要工数により見積り 上記3の4の業務
経営計画参画 必要工数により見積り 上記3の5の業務
※報酬基準の根拠は、法定基本業務は会社法における責任と賠償責任による。
  その他の業務は必要な専門知識の価値と必要工数による。
 
標準的な制度導入のプロセス
 
制度 1年目 2年目 3年目以降 備考
法定基本業務 最初からしなければならない
内部管理制度整備    規模により2年かかる
内部監査       上記の場合、3年目より実施
計数教育 いつからでも可能
経営計画参画 いつからでも可能
 
 
 
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